嵯峨野19世紀ホール その2

山陰本線旧線をたどる嵯峨野観光鉄道の経営する蒸気機関車保存館。
C57148などの保存で有名な共永興業が長年保管していた3両の機関車と
鷹取工場教修用機関車若鷹号が保存されている。
撮影日 特記以外2004年10月16日





2009年3月18日撮影


C5848 切り詰めデフ、ツララ切り、スノープロウの北海道形。2009年3月18日撮影

 

C5848履歴
レイル・マガジン2008年9月号付録「機関車表」沖田佑作氏編より引用
1938-12-21 川崎重工兵庫 製番2029
広島局配属
1945-8現在 豊後森
1955-8-1現在 大分
1956-3現在 正明市
1964-4-1現在 厚狭
1972-10-11 釧路
1974-3-20廃車 釧路
共永興業にて保管
2001-8 嵯峨野駅前に展示(露天)
2003-4 保管庫となる19世紀ホールオープン


2009年3月18日撮影


D51603 苗穂工場蒸機最終出場機
1975年12月24日の国鉄蒸気機関車本線運用最終日まで走った機関車。
上野国立科学博物館に保存が予定されていたものの追分機関区に保管中の1976年4月に機関区火事で消失した。
その後人知れず大阪の共永興業により前頭部と動輪は保管され忽然と嵯峨野にこの姿で現れた。


2009年3月18日撮影

D51603履歴
レイル・マガジン2008年9月号付録「機関車表」沖田佑作氏編より引用に記事追加
1941-2-23 日立製作所笠戸工場 製番1434
東京局配属
1941-3-7配置 宇都宮
1944-9-15 高崎区高崎操車場支区(高二)
1945-2-1 改称 高崎第二
1946-1-1 柳井
1946-1-10 岡山
1950-8-5 姫路第一
1955-11-20 敦賀
1956-1-29 金沢
1958-11-8借入 福井
1958-11-21返却
1962-6-11 稲沢第一
1964-1-18 滝川
1964-2-3耐寒工事施工 旋回窓取付
1968-9 お召し予備機指定
1975-10-3苗穂工場中間検査A出場 蒸気機関車最終検査
1975-12-6 追分
1975-12-24 本線運転蒸機最終日 夕張線5794列車牽引
1976-3-10廃車 滝川(追分で保管 国立博物館展示予定のため)
1976-4-13 追分機関区火災により炎上
共永興業にて保管
2001-8 嵯峨野駅前に展示(露天)
2003-4 保管庫となる19世紀ホールオープン


2009年3月18日撮影



 

C5698履歴
レイル・マガジン2008年9月号付録「機関車表」沖田佑作氏編より引用
1937-3-22 日本車輛名古屋工場 製番479
札幌局配属
1937-3-22配置 岩見沢
1939現在 静内
1941-3-31現在 静内
1943現在 苗穂
1945-9-30現在 苗穂
1947現在 苗穂
1955-8-1現在 木次
1961現在 新潟
1964-3-31現在 浜田?
1965現在 新潟?
1971現在 吉松
1973現在 浜田
1974-2-12廃車 浜田
共永興業にて保管
2001-8 嵯峨野駅前に展示(露天)
2003-4 保管庫となる19世紀ホールオープン



2009年3月18日撮影


「見習機関車」若鷹号 鷹取工場の教習用に使用された機関車。
この機関車で若い技師たちが分解・組み立て・整備を学んだのだろう。
長年鷹取工場で保存されていたが19世紀ホール開設前よりトロッコ嵯峨駅に移設されていた。


エンブレムは羽を広げた鷹のデザイン。




銘板には島氏・今村氏・小谷氏の蒼々たるお名前が並ぶ。

若鷹号履歴
レイル・マガジン2008年9月号付録「機関車表」沖田佑作氏編より引用
1921-9 Orenstein&Koppel 製番9752
阿波鉄道7号
1933-7-1買収 国鉄ア7
1936年度廃車
1939-9 鷹取工場改造 7 若鷹号
車籍復活
1946-12-31現在 福知山
保存 国鉄鷹取工場
1964-3-20〜5-31 京都新世紀展展示(綾部)
1987-4-1 保存移管 JR西日本鷹取工場
2000-5頃 保存移管 トロッコ嵯峨駅前
2003-4 保管庫となる19世紀ホールオープン




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