王子電軌の引継ぎ車、鉄道関係の製品を製作する工場の一角で大切に保存されている。
撮影日 2008年3月29日 許可を得て撮影
リベットだらけの重厚な初期半鋼製電車。
扉は1枚引き戸、ドアエンジンを更新時に装備した。
会社で別保管されている特製系統板を付けていただいた。
車内もほぼ現役当時のまま。
車内灯は蛍光灯化されている、菱形の補助灯はオリジナルのものだろうか?
木製ヨロイ戸も今やなかなか見られない。
ある書物では176号と記載されているが、車内に残されていた車籍票にも175と記載されている。
見学を快許いただき、ご多忙のところご案内いただいた三和テッキ様にお礼申し上げます。
以下2013年6月14日撮影
三和テッキ宇都宮事業所では従来から保存されていた都電175号に加え箱根に保存されていたD51947を2012年に移設
車両、保管庫の整備を行い2013年4月より毎月1回の予約制定期公開を開始した。
車体全体に修復工事が施され塗装も現役末期の黄色に赤帯となった。
上屋も車体を完全に覆う立派なものに。
方向幕は荒川車庫の6086のものをコピーして作成したという。
吊り手はオリジナルの広告入り、広告はこれも都電6086に残っていたものをコピーしたという。
コントローラーも可動状態に整備された。
窓に張られていたステッカー、これは現役時からのものという。
カラスのくちばしが縛られたイラストは「車内はお静かに」の意味だろうか。
昭和31年更新の銘板。
壁面には175号修復過程などを展示。
更新工事時によるもと思われるが車体裾など一部リベットが無くなっている。
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三和テッキ鉄道広場公式ページ
見学は2013年度は原則第2金曜日、10〜12時、13時〜15時の2回、各20名の事前申し込み制。
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