長野県には長野電鉄、松本電鉄、上田交通の3つの私鉄が今でも健在だ。
1977年当時は長電、上田とも戦前製半鋼製電車が健在で車種も多かったが
松本電鉄は日車標準型電車のみで趣味的には面白味がなかった。
だか新村の車庫には有名なお宝が眠っていた。
撮影日 1977年3月17日
雪がちらつく渚〜信濃荒井の奈良井川橋梁をゆくモハ103+107
新村
新村の専用庫で眠っている国電の元祖 ハニフ1
台枠に残るブリルの銘板
こちらの銘板は磨り減っているのとピンボケで解読できません。
モハ109 形式はモハ10
かつて軌道の浅間線があったころの名残で鉄道線は奇数、軌道線は偶数の番号をつけていた。
モハ101+1011 ひゃくいちとせんじゅういち ではなく10−1と10−11ですね。
モハ1011
モハ105+クハ102とED301
勾配路線のせいかMc6両に対してTcはこの102の1両だけだった。
ハニフに劣らず魅力的なボールドウィン製のED301
元は国鉄に買収された信濃鉄道(現大糸線)の機関車。
巡り巡って故郷に帰ってきたともいえる。
BWの銘板
当時の私鉄めぐりは車庫訪問が主体だった。
新村車庫を見たあとは次の北新まで一駅歩いて1本だけ撮影 新村〜北新
北新に進入するモハ107+103