奥羽本線さくらんぼ東根駅から6km、バスで20分ほどの河北中央公園で動態保存されているナロー蒸機。
野辺山SLランドの367号機と同形の台湾精糖で使われていたベルギー製Cタンク。
撮影日 2010年5月5日
火の粉止めを装備したいわゆるラッキョウ煙突の形状からいもこ列車と呼ばれたそうだ。
毎年4月から10月まで、月1回運転されている。5月5日のこどもの日は毎年運転されているようだ。
ひなまつりが4月なのは雪国のためだろうか。
運転は13時からだが当日は午前中から庫から出て蒸気を上げてゆく。燃料には間伐材のマキも併用されている。
運転終了後速やかに火を落とすには石炭よりもマキのほうが都合が良いとのこと。
ヘッドライトの覆いは雪国仕様?
この機関車の最大の特徴は後部に増設された乗車デッキ。
大人5人程度が添乗できる。
1948年製にしてはサイドタンクにはリベットを多用している。
アングロ・フランコ・ベルジ社の銘板、本機は製番2655、野辺山の367号機は2番違いの2657。
機関車1両分の小さな庫、運転日以外は窓越しに見学できる。
運転場の向かいにはヨ8798が保存されている。
床下はマキや焚きつけの保管場所になっていた。
車内も公開されている。
イタズラ書きが気になるが、ほぼ原型を保っている。
事務机の上にはなぜかチャンネル式のテレビが、これは今なお現役。
運転開始時間が近づいてくると三々五々人が集まってきた。
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