野辺山SLランド
高原鉄道小海線の走る野辺山高原にある小さな保存鉄道。
台湾の精糖会社で働いていたベルギー製のナロー蒸気機関車とSAKAIの2両のDLが
1周330mのエンドレスを廻る日本一高いところを走るミニ列車。
撮影日 2004年8月22日
SLランドの主役は1948年製の362号機。
園内至る所に花が咲いている。
オープンカーと密閉式の2両の客車を引いてシーズン中は30分毎に運転されている。
夏休み期間以外の平日は蒸機はお休みでDL牽引となる。
一見クセのないCタンクだが、目を引くのはコールバンカの位置にある巨大な出っ張り。
機関車のボイラーが使えないため、キャブ後方に蒸気発生装置を設置するという
荒業で復活した機関車だ。かなりなゲテモノ機といえる。
キャブ内に設置された蒸気発生装置。
アングロ・フランコ・ベルジ社の銘板。
台湾精糖の社紋。
駅を発車した列車、園内には警報機付の立派な踏切が2箇所ある。
山並みを眺め花の中を行く列車。
路線はご覧のようにかなりの急カーブでスピードは人の歩くのと変わらないほど。
その気になれば1列車を何度も撮影できる。
重油焚きのために残念ながら石炭の臭いはしてこないが
ヒョーと鳴る汽笛、チュクチュクと動き回るピストン、本物の蒸気機関車がここにある。
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