函館市電 1978・8
市役所前〜魚市場通り
函館駅前から十字街の方へ電車通りを歩きながらやってくる電車をスナップ。
撮影場所などの「 」内の解説は「はこだての路面電車」主宰の
武田様とご友人の田澤様からいただきました。
「市役所前です。昔の市役所の建物が写っていますね。
現在の市役所は、函館でいちばん立派な建物になりました。
なんでも86億円かけて作ったそうです。」
「市役所前〜魚市場通の中間地点です。」
「このにぎやかな車両はすごいですね(汗。何号車でしょうか。」
「505号ですが、その後、昭和62年(1987)国鉄五稜郭車両所で車体更新されました。
車体更新と同時に2代目の501号に車番変更され2月8日から就役を開始。
しばらくは一般の客車として使われていましたが、現在はカラオケ号になっています。
初代の501号は、昭和48年(1973)10月1日に廃車となり、車番は空番になっていました。」
「魚市場通付近のグリーンベルト地帯(都市化を制御する緑地帯)です。
509号は、昭和62年(1987)3月30日より初代のカラオケ号として就役を開始しました。
車体更新はせず、車体の塗装と内装を改装したものです。
残念ながら平成7年(1995)7月20日に廃車になっています。
ビール臭くなってしまった為らしいです(汗。
2代目501号が2代目カラオケ号として509号の後を継いで就役を開始しました。
現在のカラオケ号はビール臭くならないように祈ります(汗。」
「グリーンベルト地帯からさらに十字街方面へ近づいたところです。」
O型台風さんからのコメント
「グリーンベルトは、1934年3月の函館大火後の防火線として、当時の都市計画によって市内各所に設置されたものです。
函館信金の本店が映っていますね。
これはもともと、十二銀行(現在の北陸銀行の前身の一行)の函館支店として1926年に建築されています。
この周辺で大火の被害を免れた、貴重な建物です。
511が「10系統」の系統板を付けています。
駒場車庫前から栄町回りで十字街へ行き、五稜郭駅前へ向っていた系統です。
1976年12月の系統改正で新設されましたが、1978年11月の五駅線廃止で消滅しました。
僅か2年足らずの短命な系統でした。」