列車の前頭部に掲げられるマーク、それがあるだけで特別な列車になる。
定期列車、イベント列車、保存車などのヘッドマーク、テールマークを紹介してゆきます。
定義としては行先表示以外の列車愛称名、車両愛称名、イベント名などを前面または後尾に提示しているものとします。
第8回 2015・12・13UP
開運
1970年8月 京成電鉄町屋を通過する開運号。
立派な電照式ヘッドマークは「開運」ですが、「開運号」と案内、表記されることがほとんどという特急。
関東の私鉄特急では西武の「ちちぶ」小田急の「はこね」「あしがら」などは号と付けて呼ばれることはありますが
東武の「けごん」「きぬ」は号を付けた表記はほとんど見ません。
1967年にリクライニングシートの専用車1600形から3150形、3200形セミクロス車に変更、
有料特急ながら一般車と変わらぬ外観でせめてものヘッドマークで存在と主張しているようです。
当時特急は臨時を除くと開運号の一往復のみ、急行以下が停車していた町屋を通過する列車もこれだけでした。
撮影から3年後の1973年には空港線開業を待たず初代AE車が営業開始、
3150・3200形の開運号も引退となりました。
2015年11月には開運号の血を引く京成本線経由のシティーライナーが廃止されました。
当日乗車した3150系セミクロス車車内。
有料特急開運号もこれと同じシートでしたが背もたれにはカバーがついていました。
一度だけ開運号に乗りましたが、せっかく取った指定席がロングシート部でたいへんがっかりしたことを覚えています。
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