いわゆる「ミカン山モノレール」の製造で知られる米山工業が1977年に製作した伊予鉄道1号機のレプリカ。
レプリカといえども実際に石炭を焚いて走行できる本物の蒸気機関車で映画撮影にも使われた。
市内線大街道と勝山町の中間を北に入った駐車場に保存。
撮影日 2010年12月22日
1988年から2001年にかけて、松山市内はじめ四国、九州各地で運転、東京でも展示されたが、
2001年9月の北海道旧富内線穂別駅構内を最後に運転されていない。
松山のシンボルとして「坊っちゃん列車」を走らせようという市民の活動の中で生まれたもの。
この機関車は松山市内線を走ることは無かったがディーゼル機関車の「坊っちゃん列車」誕生への大きな足がかりとなった。
お掃除をされていた駐車場管理会社の方に許可を得て撮影。
機関車、客車とも小さいが案外ヒキがとれず撮影には広角が必要。
ここ数年はあまり手入れがされていないようだが、ある意味現役っぽい雰囲気を出している。
ゲージは1067mmだが意外とガニ股感はしない。
カタカナのイを4つ組み合わせた伊予鉄道社紋、クラウスの製造銘板も復元。
客車は2両製作されたとあるが、もう1両はどうしたのだろう。
客車の軸箱にも伊予鉄社紋が再現されている。
客車のデッキから覗いてみると上半身だけのマネキンがいて驚いた。
坊っちゃんとマドンナともう一人は?色白だからうらなり?
道路側からは看板が機関車の前にあるためお顔がよく見られない。
「坊っちゃん列車」と呼ばれているが、実際に「坊っちゃん」のなかでの描写はこの案内看板に記された箇所のみで松山の地名も出てこない。
この場所の地図
この機関車を製造した米山工業について、こちらもぜひご覧ください。
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