鬼怒川のテーマパーク「ウエスタン村」内を走るボールドウィン製のサドルタンク機。
1897年製という国内動態保存蒸機でも明治村165号、日本工業大学の2109号に次ぐ古典機関車。
ハワイの精糖工場で使われていたため、その工場名が愛称となった。
1周700mのエンドレスを汽笛を響かせて走っている。
撮影日 2005年8月31日
赤いカウキャッチャーがよく似合う生粋のアメリカンスタイル
キャブは木製、重油焚きの改造されており、機関士は一人乗務
この機関車の特徴のひとつ、アウトサイドフレームの下回り
客車は無番号ながらこちらもアメリカからやってきた木造車
ゲージは916mm(3フィート)
一見1067mmとの差は感じられない
エンドレス+2本の側線の線路配置
遊戯施設や木立が線路際に迫っており短い編成ながらこのように撮れる場所は少ない
急カーブ、勾配もあり、700mを1周するのに7分かかる
人が歩くより少し早いくらいのスピードだ
客車には窓ガラスがないので開放感たっぷり
僚機のポーター製1Bテンダの「バージニア号」が検修庫の奥で休んでいた
2014年2月追記
Yahooオークションに本車が出品されました。
側線に留置してあるカブース0505号、腰の低いいかにも軽便的な車両だ
右手の白い建物が検修庫
各地にオープンしたテーマパークは経営的に厳しい状況になっているという。
このウエスタン村も入園料の値下げ、年中無休から休園日の設定など対応策を出している。
本物の前々世紀生まれの汽車が走るこの小さい路線がいつまでも健在であるよう祈りたい。
注 ウエスタン村は2007年2月末より「当分の間閉園」となっています。
2014年2月追記
再開はほぼ無理なようです。
アーカイブスに残されている公式サイトの蒸気機関車ページ
蒸気機関車1977〜
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