内蒙古火車旅遊997公里

集通鉄道 蒸機牽引列車 997km 26時間の旅

2003年秋,、21世紀を迎えてもなお大型蒸気機関車が主力で活躍していた中国内蒙古の集通鉄道。
東の通遼から西の集寧南まで997kmを26時間かけて走り通す列車がある。
寝台車・食堂車も連結され両端の一部区間を除いて前進型蒸気機関車が牽引する。
一日一往復の各駅停車、世界で最後の蒸機牽引長距離列車だ。

今回の中国旅行のお誘いを受けたとき、そのプランが撮影だけでなく
この列車の全区間乗車がもりこまれ、これは面白いと大きく心が動いた。
通遼から集寧南まで、6063〜6062列車の旅のスナップ。
撮影・乗車日 2003年10月9日・11〜12日


旅の出発地通遼駅、中国の主要駅の駅前広場は広い。


中央の文字はモンゴル文字。


中国の鉄道駅では、待合室・改札のある部分と出札所が別になっている。
この建物の2階に出札窓口がある。


切符販売窓口、中国版マルスによる発券。


切符の発売枚数の一覧。
これから乗車する6053列車は左の下から2番目。
硬臥(ハネ)が24席、硬座(ハザ)が500席と表示されている。


通遼→嗄拉徳斯汰の硬臥指定乗車券。
この日は11:35発の通遼から22:34着の嗄拉徳斯汰まで乗車。


通遼駅全景、集通鉄道の集寧南行きは3番線から発車する。


通遼駅前で、自転車の前輪を3輪に改造した果物売り。


駅本屋のだだっ広い待合室、前方に見えるのが改札口。


売店が並ぶ待合室の一角にはビリヤード場も。


待合室に掲示されている通遼駅発着時刻表。
乗車する6053列車は左側の親子連れの頭のあたり。


改札口を通り地下道へ、集寧南行は3番線からだ。


すでに白地に赤青の集通鉄道色の客車が入線していた。
柱の横の獅子(?)はなんだったのだろう?


サボにもモンゴル文字が併記されている。


通遼から次の哲里木までの16Kmは国鉄のDLが牽引する。


3号車硬臥車に乗車、997kmの汽車の旅の始まりだ。

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