高校1年の夏休み、九州に足を踏み入れた。
九州のカマは形式が豊富で、外観も美しく、そしてなにより軽快な門デフが魅力だった。 東京から延々ハザに揺られて、先ずは筑豊、室木で一日、その夜の急行「みやざき」で、憧れの地宮崎に向かった。 |
||||
|
|
|
C57門デフ装備機のなかでも私が一番好きなカマが、この65号機だ。 ステー下部が曲線でデフも湾曲していてスピード感があってカッコイイと思ったものだ。 このころ、国鉄はやたらと順法闘争(死語?)をくりかえしていた。この日も「高千穂」が2時間半の遅れで貨物もウヤになったりで、仕方なく大淀川で一日つぶしてしまった。 朝の列車の門デフのシルエットは、撮りたかった1枚だった。 ラジオで金大中氏拉致事件を報じていたのが、妙に印象に残っている。 |
|
|
宮崎のクラには大型機がゴロゴロしていた。 吉松のC55は昼の貨物で宮崎に来て、夕方の客レで帰っていった。 午後になると、南延岡へ向けて出庫するC61が並んだ。 |
TOP | 蒸気機関車〜1976 | 掲示板 |