かつての函館桟橋に当時の姿のまま係留され、函館港、函館駅のシンボル的存在だが
維持は苦しく何度か経営主体が変わり現在は函館市が所有、NPO法人語りつぐ青函連絡船の会が運営している。
撮影日 特記以外2010年8月4日
可動橋も残る船尾部分、かつてはここまで線路が延びていた。
乗船口より、煙突のマークは最盛時のJNR。
ブリッジも開放されている。
正面には函館山。
海の神様「金毘羅様」も現役で船を守っている。
復元された桟敷席、設置されている場所は当時とは異なっている。
こちらも復元されたグリーン椅子席、当時の国鉄で最大のシートピッチの座席だったという。
普通椅子席、急行は固定クロスだった時代にこの椅子は相当豪華に感じられたのではなかろうか。
デッキでしばし潮風にあたるのも良いものだ。
グレーの船体から海上保安庁の船かと思ったら北海道警察だった。
歴史コーナーには歴代連絡船の大型模型も展示されている。
煙突に工マークの先代十和田丸。
摩周丸と同形の十和田丸。
2009年11月に訪問したときは船体修繕工事中で休館していた。
以下撮影日 2009年11月11日
船内、船外のサビ落とし、周辺整備が行われていた。
摩周丸の周囲には連絡船、鉄道関係のモニュメントが点在している。
大雪丸の大錨。
津軽丸の大錨とD51動輪。以前は函館駅前に展示されていた。
2001年5月 函館駅前。
2001年5月
津軽丸大錨、D51動輪の向かいには函館本線0マイル地点記念碑。
2009年11月11日
掲示板にX-103さんよりこの記念碑について書きこみをいただきました。
「摩周丸の横にある「函館本線0マイル地点記念碑」ですが、この場所が本来の場所ではありません。
元々「函館本線0マイル地点記念碑」こと「旧函館駅所在地」の碑は、
昭和37年10月14日に道南地方の鉄道発祥の地として初代函館駅のあった海岸町10番地の国鉄の官舎の中に建立され、
昭和42年10月14日に準鉄道記念物に指定されました。
ところが平成2年7月に石碑が設置されていた旧国鉄の官舎の敷地が宅地化された際に
縁もゆかりもない若松町12番地(旧函館桟橋待合室の脇)へ移設されました。
流石に縁もゆかりもないところに20年も置いたまま準鉄道記念物に指定しておくことは適切でないとして、
今年(2010年)の鉄道記念日に準鉄道記念物の指定がようやく解除されました。
JR北海道としては現在地での展示を継続するそうですが、
出来れば本来のところへ再度移設されるべきものであることは確かかもしれません・・・。」
もう一つ大錨が展示されているが、船名表記はなかった。
函館市青函連絡船記念館摩周丸公式サイト
開館時間
4月〜10月 8:30〜18:00(入館は17:00まで)
11月〜3月 9:00〜17:00(入館は16:00まで)
休館日 なし
市電一日・二日乗車券で入館料割引。
おまけ
駅前を摩周丸とは反対の五稜郭方面へ線路沿いに500mほどのところに動輪が展示されている。
鉄道会館というのは労働組合の事務所らしい。
かつては台座にD51864のナンバープレートが埋め込まれていたという。
刻印は確認できなかった。
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