交通科学博物館 本館展示室

大阪環状線弁天町駅隣接の交通科学博物館、メイン展示室は駅高架下のウナギの寝床のような細長い空間だ
新幹線はじめ実物車両やモックアップ、歴史的資料などが7つのコーナーで展示されている。
撮影日2007年4月4日


入口を入ると第1室「明日に向かって」奥には新幹線0系が見える。
30年前からずっと「未来の鉄道」のリニアモーターカー実験車両。
宮崎実験線で517kmを記録したML500の実物。


0系新幹線の代表車種4両の1号車。


神田の交通博物館以上に狭苦しい館内によく大柄の新幹線電車を4両も入れたものだ。
全くヒキがなく全景を撮影するのは困難。


大窓のグリーン車16−1


博多方先頭車22−1。右側のパタパタ式発車案内は見学者が操作できる。




第2室「鉄道の誕生」
展示室の奥は「昔の駅」と題されて昭和初期の駅が再現されている。
ホームに停車しているのは1881年製の1801だから時代が違うといえばその通りなのだが・・・










足回りも観察できる、オレンジ色に見えるのはサビではなく白熱灯のスポットライト。


キットソン社の製造銘板。


1801の向いにはクハ151「こだま」のモックアップ。
機関車の後ろには4輪下等客車が連なっているが、交博(鉄博)とは異なり半分だけのものだ。


開館時の花形展示品、今や貴重な存在のクハ151実物大モックアップ。


かつてはこのような先頭部分モックアップや実物カットモデルが数点あったが
現在展示されているのはクハ151と101系のみ。


大阪環状線の方向幕を入れた101系モックアップ、ドア開閉、パンタ上下操作などができる。
この角度からは分からないが、実は前パン装備という秩父鉄道仕様?
また台枠は旧車の再利用だそうで、正規の101系とは寸法がいささか異なるらしい。


新幹線車両と向かい合って大型電気機関車国産1号のEF521が展示されている。
デッキは転落防止のアクリル板が追加されている。






EF52の手前には手本となった輸入機EF51の大型模型。


現存1両の貴重な機関車だが場所が狭く全体が見られないのが残念だ。

他にもこんな車両たちが・・・

軌道自転車


サンフランシスコケーブルカー


シーメンスの電気機関車第1号のレプリカ。


東名ハイウェイバス


壁面には鉄道年表と各種ヘッドマーク。




交通博物館ほどではないが蒸気機関車のプレートも展示されている。
関西方面で働いた機関車を集めたものではないらしく、交博と同じナンバーも存在する。




オマケ

ミュージアムショップで販売されていた「トレーンセット」
交博でも同じものを扱っていたが、台紙を見ると元々この博物館用だったのではないかと思った。

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