中学1年の冬休み、初めて夜行で蒸機撮影に出かけた。
大垣行き143Mのグリーン車に乗って早朝の豊橋下車、二俣線の一番列車に乗りこんだ。
降りた駅は一つ目の無人駅の知波田、地図で見て浜名湖を入れて撮ろうと考えたようだ。
ところが列車を待つうちに地震があり、ダイヤは大幅に乱れてしまった。
無人駅のため情報も入らず待合室で時間を過ごしているうち「来たぞ!」の声。
ホームへ出ると目の前をC58が入線してきた。
あわてて線路端を走ってやっと発車を捕らえた。
撮影日 1971年1月5日
知波田を2時間遅れで発車した931レ C5820
その後は西鹿島に移動して天竜川鉄橋へ行ったものの列車は来ず、
仕方なく歩いて遠江二俣へ、ここで2駅間未乗になってしまったので
後に日本縦断で二俣線を経由するはめになってしまった。
遠江二俣の木造扇形庫をバックに出区準備中のC58219
美濃太田から来た赤プレートのC58364が盛んに入換をしていた。
機関区には3月のDL化を控えてDE10の姿が。
この人線路に入ってますね、当時はこの程度は大目に見てもらっていたのかも。
こういうショットも今では面白いもの。
組成を終わり676レの先頭で発車を待つC58364。
後ろのトキ25000には原木が満載。
助役さんの発車合図で673レ C58219が発車。
ダイヤが乱れて予定が狂い結局撮影したのはこれだけ。
この後掛川に出て各駅停車で帰ってきた。
二俣線は1987年3月に第3セクター天竜浜名湖鉄道となった。
遠江二俣は天竜二俣と改称されたが、駅舎、機関庫は当時のままだ。
駅前にはC58389、駅構内にはキハ20とナハネ20が保存されている。
天竜二俣駅の2005年の様子はこちら。
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