琵琶湖疎水の高低差の大きい水路間で船を運搬するための鋼索線。
一般鉄道とは趣きの異なる施設だが、鉄道の一種であることには違いない。
かつては京津線が行き来した蹴上に車両と遺構が保存されている。
ギュンター・フォン・シュミット様ご提供(注 ハンドルネームです、ドイツの方ではありません)
「琵琶湖疎水とは、京都と滋賀の琵琶湖を結ぶ人口運河のことで1890年に完成しました。
しかし、疎水建設にあたって36mの高低差が生じました。そこで傾斜鉄道を使って物資を運ぼうと考えたわけです。
さらには、その高低差を利用して日本初の水力発電所が作られました。
その電気でインクラインさらには京都の市電(これも日本初)が運用されました。」
船を載せた「船受枠」と呼ばれる台車。
ゲージが広いこともあり軌道幅からの車体の張り出しはほとんどない。
ゲージはごらんのとおり超広軌、半面線路間隔は狭い。
ケーブルは撤去されている。ゲージはWebで検索したところ計測された方がおり2540mmとのこと。
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