D51 828

淡路島東岸、平和観音寺跡に放置。
撮影日 2012年3月


機関車は荒れ果てているが、石造りの立派な案内碑は欠落もなく機関車の前に立っている。
民社党の中村正雄議員の働きかけで移設されたとあるが、
ここの前に保存されていた屋島の四国村では上屋の下にありさほど状態は悪くなかったようだ。


施設が閉鎖されて4年、潮風のあたる海沿いの高台で荒れ放題になっている。


機関車の左側は雑木が伸びており、すぐ崖になっているので見渡すことができなかった。


テンダには落書き、テンダのプレート、ライトも無い。


腐食しやすいシリンダカバーは不思議ときれいな状態。
下部だけ板をあてがっているのだろうか。


まだ施設が営業(寺を名乗っているが宗教法人ではなかった)していたころの画像を見ると
そのころから動輪は白く塗られていたようだ。


キャブにはプレートが残っているが、薄っぺらでいかにもレプリカというものだった。


北海道形のタブレットキャッチャーは開いたまま。


到着したときは曇っていたがしばらくすると西日が差した。ぼろぼろの機関車が光り輝いた一瞬。


4階建ての建物の上に聳え立つ大観音像の下に眠っている。



この場所は管財人の管理する私有地です、現地での行動は自己責任でお願いします。


D51828履歴
レイル・マガジン2008年9月号付録「機関車表」沖田佑作氏編より引用
1943-7-7 国鉄浜松工場 製番78
名古屋局配属
1943-7-9配置 米原
1945-12-26岡山
1964-1-14米原
1946-3-16岡山
1948-12-5旭川
1960-5-20深川
1960-7-8旭川
1974-12-23遠軽
1975-4-9追分
1976-3-19廃車
1978 保存 香川県 民家博物館四国村
1984-7-3 移設 平和観音寺
2008-2 同寺閉鎖

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