D51 222 |
那覇市与儀公園に保存。
撮影日 2010年2月3日
国鉄職員などのカンパにより沖縄に贈られた機関車。
小倉工場製で九州で活躍した機関車なので選ばれたのであろうか。
ヘッドライト、煙突が欠落するなど各部の腐食が目立っていたが
2009年4月よりボランティアの手により修復、再塗装が行われ美しい状態になった。
修復作業の様子も掲示されていた。
周囲はフェンスで囲まれており、通常は機関車に接近できない。
公園向かいの那覇市教育委員会の窓口で開庁時間内に申し出ればカギを開けてくれるというが
訪問時は朝早かったためあきらめた。
ヘッドライトは車のホイールを代用したそうだ。
シリンダカバーなども板金で修復された。
砲金製の「延」の区名板が誇らしげだ。
煙突が欠落したままなのがお分かりいただけるだろうか。
撮影していたらどこからともなく猫が現れた。
機関車の前できちんとお座りして、まるでシーサーのようだ。
公園入口にはシーサーが鎮座している。
公園の前の道は戦争で失われた沖縄県営鉄道の路線跡。
この場所の地図
D51222履歴
レイル・マガジン2008年9月号付録「機関車表」沖田佑作氏編より引用
1938-12-18(12-19?) 国鉄小倉工場 製番18
門司局配属
1938-12-23大里
1941-5-4直方
1943-11-27熊本
1971-5-14南延岡
1968-4-18全検
1972-12-10休車
1973-1-10廃車 南延岡
1973-3保存 那覇市与儀公園